多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

金華火腿(中華ハム)の食べ方、吃乎厦门

浙江の金華火腿はスペインのイベリアハム、イタリアのパルマハムと共に世界三大ハムに名を連ねている。

 一般的に金華火腿は、火爪、火踵、上方、中方、滴油に分かれ、異なった部分は異なったやり方で調理する。

火爪:骨が大部分を占め、筋と皮が多い。スープをとるのに使う。

火踵:塩分と油分が少なく、濃厚な味だ。スープ料理にいい。

上方:一番いい部分。肉質が細やかで塩味が比較的薄い。そのまま料理の素材となる。

中方:骨と肉の両方があり、美味しい。サイコロ状に切り分けて、小規模な料理に使う。

滴油:塩分と油分が多く、タケノコや豆腐と煮込む。

(上方)

 火腿の一番いい部分で肉質も細やか、塩分も適度。それだけで料理になる。上海、江蘇、浙江の伝統料理「蜜汁火方」は、上方を使う。上方を湯で煮た後、じっくり蒸して、粘っこい蜂蜜のスープをかける。

甘さと塩辛さが溶け合って、美味しい。

(中方)

 上方に次ぐ部分。骨の部分が多いので、薄切りや千切りにして他の食材と一緒に炒めたり、蒸したり、煮込んだりする。ナマコやスズキのように味の薄いものと組み合わせる。スズキと火腿の蒸し物。


(火踵)

 塩と油はそんなに多くない。スープ料理がいい。火腿とアヒルのスープ

(火爪)

 火腿の中で塩分と油分が最も少ない。大部分が骨と皮なのでスープを取るのに使う。火爪と新鮮な豚足を煮込んだ金銀蹄はとても美味しい。

(油滴)

 塩分と油分が集中しており、タケノコや豆腐と一緒に調理する。油滴とタケノコの炒め物

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