多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

2021年11月のブログ記事

  • 午後の茶、簡てい

    台湾の作家簡てい(女へんに貞)さんのエッセイです。茶と人生を見事に重ね合わせて、描いています。

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  • 「中華醫藥」(中国中央電視台の番組)から

    「中華醫藥」というのは、西洋医学とは異なる中国伝統の医学(中医)を一般向けに紹介する番組です。 そこで、清朝雍正皇帝の時代から伝わる「正骨理筋」という特殊なマッサージで、椎間板ヘルニアによるぎっくり腰を治療したというレポートを放映していました。私も腰が悪いので、興味深く見ました。 中国の「中医」は... 続きをみる

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  • 茶、則也(簡てい)

    1961年台湾に生まれた作家簡てい(女へんに貞)さんの小品です。老いを茶と絡めて見事に描いています。

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  • アズキ餡、周作人

     私たちは毎年月餅や その他の餡入りの菓子を食べているので、アズキ餡を食べ慣れており、何か特別なものとは思っていない。実はアズキ餡は中国特有のもので、日本などにもある。中国から伝わったので、中国のものと同じだ。漢時代にはすでにサトウキビのジュース があったので、アズキ餡もあった可能性が高い。南宋時... 続きをみる

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  • 外国から来た野菜、周作人

     西洋人の朝食は、パンとバターだけがその国の産物で、茶葉と砂糖はもとは外国から来たものだ。コーヒー豆とレモンなら、現在でも輸入している。中国の状況は少し違う。豆腐とチンゲンサイ を食べるが、いずれも中国製だ。身分の高い華人が西洋料理の真似をするほかは、食卓に舶来品が乗ることはあまりない。  が、植... 続きをみる

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  • 漬物、周作人

     上海にいる同郷の友人牛さんから年末に手紙が来た。「新しく漬物を漬けて、漬け汁をご飯にかけたら、四歳の子供が喜んで食べた。とても美味しかったのだろう。干しエビをいくつか加えればもっと美味しかったのだろうが、高すぎて手が出ない。ホタテの貝柱はもっと高いので、なおさらだ」と書いてあった。  私たちの家... 続きをみる

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  • 日本の米飯、周作人

     東アジアの人民、少なくとも中国と日本の人民は米を常食していると、私たちはいつも思っている。食事をとることを「飯を食べる」と言うからだ。が、最近牧田茂氏の「生活の古典」という民俗学の本を読んで、そういう現象は都市部に限られており、大多数の田舎では状況が異なることを知った。牧田氏によれば、それは「非... 続きをみる

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  • 冬に飲むといい茶(再掲載)

    最近寒くなってきたので、再掲載します。

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  • 北京の秋のカニ料理、金受申

    https://r.binb.jp/epm/e1_212967_06112021050142/ 「回想、古き良き北京の味」金受申から

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