多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

白居易と「足の病」

白居易は晩年中風(脳卒中か)にかかり、左足が不自由でした。「足の病」という詩を書いています。
 足の病
  足の病は良くも悪くもならず
  春から夏になり、また秋が来た
  ニコニコ顔で樽の酒を酌み
  歩く代わりに池に浮かべた舟によく乗っている
  幸いなことに眼前の衣食は足りており
  孫もできたので憂うこともない
  まさに陶淵明に倣い
  心身とも自然に任せよう


 悟りを開いたのでしょうか?

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