多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

白居易と眼病

白居易は、年を取ってから、目も悪くしていたようで、そういう詩を書いています。「目の中に花が咲いた」と書いていますが、どんな病気だったのでしょう?

 目がかすむ
  老衰のため頭が痛むし目もかすむ
  ひどくなるばかりで一向に良くならない
  目の中に花が咲いただけで怪しいのに
  ひじに腫物までできては万事休すだ
  織物の大きな模様が何とかわかる程度で
  文書の細かい文字はわからず、憂鬱だ
  もし白黒さえわからないほどであったなら
  後悔することも咎められることもないのだろうが

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