多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

李清照,病気で髪の毛が……

宋時代(約九百年前)の女性詩人李清照が、年をとり、病で寝込んだときの詩です。

  病気で髪の毛が……

 病気で少なくなった髪の毛が白くなり始めた

 ベッドに横たわり、カーテンに映る残月を見ている

 煎じた漢方薬は飲むが、茶を飲む元気はない

 枕に頭を乗せて本を読むと、ゆったりした気持ちになる

 門前の景色は雨の中美しさを増すが

 一日中私に付き添ってくれるのは、含蓄深いモクセイの花だけだ

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