多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

ヒシの実の粥

 ヒシの実は水栗ともいい、一年生水生植物ヒシの果実だ。果肉は美味しく、蒸しても粥にしてもいい。味は甘で性は涼、豊富なタンパク質と不飽和脂肪酸、多種のビタミンと微量元素を含み、脾と胃によく、利尿と母乳分泌の作用があり、体液の分泌を促して渇きを止め、肌を潤して髪をきれいにし、暑気を払って熱を取る。脱力感や悪心、不眠などに効く。が、胃の弱い人は多くは食べないこと。

ヒシの実の粥

 材料:もち米一杯、ヒシの果肉百五十グラム、赤砂糖一杯、水八杯

 作り方:1.もち米を洗って、八杯分の水に二十分浸す。その後コンロで煮て沸かし、弱火に変えて十分煮て、赤砂糖を入れて味を整える。

 2.ヒシの果肉を洗ってじっくり蒸し、小さく切って粥に入れ、柔らかくなるまで煮る。

 3.その後皿に盛って食べる。

ヒシの実とハトムギの粥

 材料:ヒシの実五十グラム、ハトムギ五十グラム、もち米五十グラム、適量の氷砂糖

 作り方:1.ヒシの実をきれいに洗い、殻を取って果肉を出す。

 2.ハトムギをきれいに洗ったあと、水に一時間浸す。

 3.ヒシの実とハトムギ、もち米と清水を鍋に入れ、強火で沸かしたあと、弱火で五十分間煮込む。

 4.時間がなければ圧力鍋を使ってもいい。

 5.最後に適量の氷砂糖を入れて味を調節する。

ヒシの実とハスの実とオニバスの実の粥

 材料:ヒシの実三十グラム、ハスの実三十グラム、オニバスの実十五グラム、もち米百グラム、氷砂糖適量

 作り方:1.ヒシの実を洗ったあと、水中に一晩浸す。

 2.もち米をきれいに洗う。オニバスの実とハスの実を二時間水に浸す。

 3.圧力鍋に清水を入れ、浸したヒシの実とオニバスの実、ハスの実を入れる。

 4.適量の氷砂糖を加え、圧力鍋で粥を煮る。

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