多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

蒋露露の小麦粉芸術、舌で味わう中国

小麦粉で作った花


 十年前、料理にあこがれていたので、蒋露露は温州華僑職業中等専業学校調理管理クラスに入り、調理を学び始めた。大学に入学してからは、蒋露露は小麦粉を使う菓子の道をどんどん歩み、頭角を現し始めた。2012年6月、蒋露露は全国大学職業技能コンテストに参加し、小麦粉で作った菓子の部門で一等賞をとった。
小麦粉で作ったキノコ

小麦粉で作ったハリネズミ

 大学を卒業してから、蒋露露はすぐに母校温州華僑職業中等専業学校の調理の教師として招聘され、小麦粉で作った菓子について主に教えている。

小麦粉で作ったヒマワリの種(中国人はヒマワリの種をよく食べる)

 南方に位置するので、温州の人は主に米を食べる。小麦粉で作った菓子は中心にはならない。蒋露露の作る小麦粉菓子は、造形が精緻で色彩も豊かなので、本当に温州の人の作品なのかとびっくりしてしまう。

 他の若い人と同様に蒋露露はネットが好きだ。が、他の若い人が名車とか豪邸に夢中なのに、蒋露露は自らの小麦粉菓子の作品をネットで発表している。

小麦粉で作った金魚

 フォロワーも多く、菓子の美しさに感動し、作り方を学びたいという人もいる。
 2017年の後半、蒋露露が温州市内で学習クラスを開設したところ、東北や江西、上海や深圳などから多くのフォロワーが勉強するためにやってきた。

 そして、CCTVの「舌で味わう中国」というドキュメンタリーでも取り上げられた。

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