体にいいと言われるハスの実を使った粥をいくつかご紹介します。

ハスの実粥

　ハスの実二十グラム、コメ百グラム。ハスの実とコメを別々に清水に浸したあときれいに洗い、鍋に入れて清水を加える。強火で沸かしたあと弱火で、粘り気が出るまでじっくり煮ればいい。いつでも食べられる。心を養って、脾を健やかにし、腎にいい。不眠や健忘、食欲不振やげり、遺尿症に効く。

フジマメとハスの実の粥

　ハスの実百グラム、コメ百五十グラム、フジマメ五十グラムを一緒に煮て、ハスの実が柔らかくなったらやめる。脾を健やかにして胃を養い、心を清めて煩いを除き、腹の膨張や下痢、イライラや不眠に効く。

クルミとハスの実の粥

　クルミの実五十グラム、ハスの実五十グラム、うるち米二百五十グラム。ハスの実を洗って芯を取り除き、うるち米と一緒に鍋に入れ、適量の水を加えて煮る。クルミの実を細かく切り、粥が煮える直前に鍋に入れ、弱火で煮続ける。粥が煮えたら、出来上がり。腎を補って精を固め、肺を潤して咳を止め、心を落ち着ける。腰痛やインポ、頻尿や咳、不眠やイライラに効く。

ナツメとリュウガンとハスの実の粥

　ナツメ十五グラム、リュウガンの果肉十五グラム、芯を取ったハスの実十五グラム、適量の氷砂糖、うるち米百グラム。うるち米とナツメ、ハスの実を一緒に鍋に入れ、水を加えて煮込む。粘り気が出てきたらリュウガンの果肉と氷砂糖を入れ、しばらく煮たら出来上がり。体液の分泌を促して渇きを癒し！血を養い、腸を潤す。気血不足による食欲不振や手足の脱力感、不眠などに効く。