寒い時に飲む茶(快問新聞部)
一年四季を通して、私たちは毎日身辺の人に水を飲むように言っている。風邪で熱が出れば白湯を飲むし、女性は生理期は多めに水を飲まねばならない。水を飲むのは私たちの日常の習慣になっている。わが国には古くから茶を飲む習慣があり、健康と養生にいい茶もいくつかある。それでは、寒いときにはどんな茶を飲めばいいのか?
1.白キクラゲの茶
白キクラゲの茶は「貧乏人のツバメの巣スープ」と言われている。白キクラゲには、タンパク質、脂肪、各種アミノ酸、ミネラル、グリコーゲンなどの多くの栄養物質が含まれている。白キクラゲの効能は強大で、陰を滋して肺を潤し、胃腸を養い、気を補って、肌を若々しくする。白キクラゲをきれいに洗って氷砂糖と一緒にじっくり煮込む。五分間かけて淹れた茶に、その白キクラゲのスープを入れれば、すぐ飲める。寒い冬には肌が乾燥するので、白キクラゲの茶を一杯飲んで水分を補給する必要がある。
2.ショウガの茶
風邪をひくたびに、体が冷えたのではないかと心配した家族が熱いショウガ茶を作ってくれる。それを飲むと胃腸全体が調子がよくなる。ショウガが血行を促進し、寒気を追い散らすからだ。それゆえ、ショウガは寒いときに食べるといい。冬の寒いときにショウガの茶を飲むと、胃腸性の風邪に効く。
3.ダイコンの茶
「冬にダイコンを食べ夏にショウガを食べると、一年中健康だ」という言い伝えがある。ダイコンには痰を溶かして咳を止め、消化を助ける作用がある。まず、切り分けた大根をじっくり煮込む。五分間かけて淹れた茶に、ダイコンを煮込んだ汁を流し込み、一日二回服用する。消化を助け、咳を止めて痰を溶かす効果が期待できる。冬にダイコンを食べるのは体にいいので、飲食にダイコンを加えるべきだ。
茶葉だけに疲労回復と寒さ防止の作用があるのではない。様々な食材を加えることによって、寒さを克服する作用を強めることができる。わが国では、古代から様々な食材について研究してきた。冬に熱い「防寒茶」を飲めば、心身ともに快適になり、寒さなど恐れる必要がなくなる。