多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

冬におすすめ、漢方薬膳、張美玉

立冬が過ぎ、だんだん寒くなってきた。冬季は人の五臓の中で腎を特に大切にしなくてはならない。同時に脾と胃を整え、元気を生じさせるのである。また、「黄帝内経」に「冬に陽を傷つけると、春に必ず温を病む」とあるので、普段の生活の中でも陽の気を守るべく、服や布団を増やし、温を補うものを食べなければならない。以下の薬膳を推薦する。

1.ショウガとシソの葉の飲み物

材料:ショウガ三グラム、赤砂糖十五グラム、シソの葉三グラム

作り方:ショウガをきれいに洗って千切りにし、シソの葉と一緒に磁器のコップに入れる。そこに赤砂糖を加える。そこに熱湯を注いで蓋をし、十分間待つ。熱いうちに飲む。

効能:経を温めて、発汗によって邪を取り除き、寒を散らす。

2.黒ごまの粥

材料:うるち米三十グラム、黒ごま二十グラム、塩二グラム

作り方:黒ごまをきれいに洗って、炒める。それに塩を少し加えて、ひいて砕く。うるち米をきれいに洗って土鍋に入れ、適量の清水を入れて、煮て粥にする。そこに黒ごまを入れて、食べる。

効能:黒ごまは五臓を潤し、筋骨を強め、気力を益する。

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