多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

北京の春餅、金受申

 北京の初春、火鍋の次は、春餅を食べる。普通、餅(小麦粉を薄く伸ばして焼いたもの)でネギを巻いて食べるが、春餅はかなり違う。春餅の餅は、小麦粉を湯で熱した後ごま油を加えて、焼く。二枚の餅に様々な料理を挟み、細く巻いて最後までしっかり食べる。ばらけもしないし、汁もこぼれない。北京の人は本当に器用だ。


 春餅で最も重要なのは餅ではさむ各種の料理だ。みそとネギの千切りは必須だが、豚足の醤油煮込みや豚

の胃の千切り、燻製肉や焼肉の千切りもある。様々な料理が皿に入って並び、好きなものを挟む。

 野菜を炒めたものもある。もやしやはるさめを炒めたものが主だが、ホウレンソウやニラ、キクラゲを炒めたものもあり。それらをうまく混ぜてはさむ。鶏卵を焼いたものも忘れてはならない。

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