多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

北京民衆の伝統正月料理、芥末墩(美食天下)

 芥末墩は、北京の伝統的な正月料理だ。冷たくして食べるもので、冬や初春の時に好まれる。白菜が材料なので簡単に手に入り、一般の民衆にも簡単に作れる。

 冬が来ると白菜が売りに出され、北京の民衆は芥末墩を作る、特に、年末年始の祝いの宴で油っこい肉料理を食べた後に、芥末墩を食べれば、口がさっぱりするので人気がある。

材料:白菜、米酢、白砂糖、からし粉

作り方:1.材料、白菜、米酢、白砂糖、からし粉

2.白菜の硬い葉を取り除き、柔らかい葉を五、六センチくらいに切り分ける。先端の葉は使わない。

3.切った葉を綿の糸で縛る。加熱したり漬けたりしたときにばらけないようにするためだ。

4.あみ杓子に白菜を乗せ、熱湯に三度か四度ひたす。

5.からし粉を熱湯で加熱し、ペースト状にする。

6.白菜を水の入っていない容器に入れ、からしペーストを塗る。

7.その上に白砂糖を振りかける。

8.そこに米酢を注ぐ。

9.容器を密封し、五、六日漬けておいてから食べる。

×

非ログインユーザーとして返信する