多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

北京の伝統チーズ、下厨房

 宮廷のチーズと言われているが、西洋のチーズとは違った由来がある。モンゴルから清朝の宮廷に入り、高い評価を得た後、北京の民間に広まった食べ物だ。数百年以上の歴史があり、宋代の辛棄疾という詩人が詩の中で美味しさをたたえている。

 牛乳と甘酒で作り、滑らかな口当たりで栄養たっぷり。牛乳の清らかな香りが魅力的で、とても美味しい。冷やしたものを口に入れると、淡い乳の香りが口の中に広がり、溶け込む。濃厚で馥郁たる牛乳と芳潤な甘酒を混ぜているので、いつまでも味が尽きない。

材料:牛乳と甘酒。牛乳2に甘酒1の割合。

作り方:1.牛乳を鍋に入れて沸かした後、さめるまで置いておく。

 2.表面にできた膜をつまみ取る。

 3.甘酒を濾過して、米粒を取り去る。

 4.濾過した甘酒をさました牛乳の鍋に入れ、均等にかき混ぜる。

 5.それを五つか六つの小さな碗に分けて入れ、ラップで密封する。ラップにつまようじで小さな穴をいくつか開けておく。牛乳の水分を蒸発させるためだ。

 6.その小さな碗をさめるまで置いておいてから、蒸し器で二十分蒸す。

 7.蒸し器から取り出した後、さます。さましたものを冷蔵庫に入れて二時間か三時間冷やし、ラップをとってから表面にできた膜を取る。

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