多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

冬に暖まる雑穀の粥、捜狗百科

 雑穀の粥は様々な穀物を煮て作った粥で、冬に体を暖めるにはもってこいだ。アワ、トウモロコシ、玄米、ソバ、オオムギ、エンバク、サツマイモ、クロマメ、ソラマメなどを使い、ハトムギ、黒米、オニバス、アズキを用いることもある。

 中国人は数千年雑穀を食べ続けできた。二千年前の「黄帝内経」にも「五穀を養となし、五果を助となし、五畜を益となし、五菜を充となす」という記述がある。

 これら雑穀は食欲を増進して消化を促進し、血糖値や血中脂肪を下げ、排便を促す。

一例

材料:ソバ、ハトムギ、黒米、オニバスの実、脱皮リョクトウ、玄米、アズキ、コムギを大さじ一杯ずつ。ナツメ十粒、リュウガン十粒、うるち米百グラム。

作り方:1.ソバ、ハトムギ、黒米、オニバスの実、脱皮リョクトウ、玄米、アズキ、コムギを洗い、水に二時間浸しておく。リュウガンの殻を取り、ナツメとうるち米を洗う。

 2.1の材料を圧力鍋に入れ

1.5リットルの水を入れ、スイッチを押す。いったん沸かして火を止め、空気が抜けるのを待つ。空気が抜けたら再度スイッチを押して火をつけ、また消す。これを三回繰り返す。甘いのが好みなら、赤砂糖を使う。血を補い、気を益す。




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