多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

ギンナンとナツメのスープ、下厨房

きちんと煮込んだ「ギンナンとナツメのスープ」を熱いうちに飲むと、馥郁たる香りが素晴らしい。冷蔵庫に入れて冷やしたものを夏に外から帰ってきて飲めば、涼しさが心に沁みとおる。この甘いスープは夏の美白にぴったりだ。冬に飲む場合は、氷砂糖の代わりに赤砂糖を使い、ショウガの切れ端を加える。そうすれば血の巡りを活性化し、熱いうちに飲めば手足を温める。
材料:ナツメ30粒、ギンナン25粒、氷砂糖50グラム、乾燥したモクセイの花10グラム、クコ10粒
作り方:1.ギンナンを水に五分間浸してから、皮をむく。
 2.鍋に半分くらい水を入れ、そこにナツメを入れてから中火で十五分間煮てナツメの白い臘を出す。その後ナツメを取り出して、湯で表面を洗う。土鍋に新たな湯を入れ、洗ったナツメを四十五分間煮る。
 3.ギンナンと氷砂糖をその鍋に入れ、続けて十五分か二十分煮てから乾燥したモクセイの花を入れて火を消す。鍋に蓋をして十分間そのままの状態にしておき、モクセイの香りをしみこませる。さましてから、冷蔵庫に入れて冷やす。
注意:1.ナツメを煮る時間が長くなりすぎると、皮が破れてドロドロになってしまうので気をつけること。
 2.乾燥したモクセイの花を入れたらすぐに火を消すこと。鍋の中の熱気で香りを引き出すのであり、煮てはならない。

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