多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

九層餻(美食中国)

今、中華圏では春節(旧正月)を祝っています。浙江や福建などではそういう祝いのときに、この菓子を食べる習慣があります。「九」と「久」は音が同じなので、「長く栄える」という願いを込めています。
見た目も美しい、甘くて潤いのある菓子です。
1.黒砂糖を使ったもの
  材料:黒砂糖300グラム、塩小さじ一杯

作り方:1.水に半時間浸した米を、水3米1の割合で混ぜて、ひいて米の汁を作る。その米の汁と水1.5キロを混ぜ合わせた液体を、ゆっくりと熱湯に入れ、糊状になるまでかき混ぜる。その糊状になったものを二つに分ける。一つは黒砂糖を加え、もう一つは塩を加えて均等に撹拌する。
 2.四角の型に、まず黒砂糖を加えたほうを入れ、8分間蒸す。それが固まったら塩を加えたほうを入れ、8分間蒸す。このようにして、層を重ねていく。各層が5ミリで、3層か4層がいい。


2.赤砂糖を使ったもの

3.クワイの粉を使ったもの
 材料:クワイの粉1キロ、白砂糖2キロ、ミルク800グラム、水5キロ、食紅少々

作り方:1.クワイの粉に水2キロを加え、20分浸しておく。その後新鮮なミルクを加え、濾過する。
 2.白砂糖に水3キロを加えて加熱する。砂糖が全部溶けたら「1」で濾過した液体を入れる。冷やした後二つに分け、一つに食紅を入れて撹拌する。
 3.それぞれのペーストを型に入れて蒸す。一つを入れたら4分間蒸し、別のを入れ4分間蒸す。これを繰り返す。一つの層は5ミリくらいがいい。終わったら取り出して陰干しにし、小さく切り分ける。

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