多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

雲南のスイーツ、中国のサイト

1.蒙自年餻


 清時代の康熙年間、蒙自年餻は当地のもち米を水を混ぜてうすでひき、粉にした後、当地の赤砂糖、ごまなどを混ぜ、湯葉を敷いた碗に置いて、蒸して作った。民国の時代には蒙自年餻の外形は赤い小さな碗のようで、よくできたものに光を当てると、中のバラの花びらが透けて見えた。現在では蒙自年餻は、白砂糖で作るものや火腿(中華ハム)を使うもの、ピーナッツを使うものなど、多くの種類がある。


2.雲南陸良の小麦粉の揚げ物


 明の時代は砂糖水で煮ていた。ある日、作っていた人が誤ってランプを倒し、菜種油をそこにこぼした。そのまま小麦粉に練り込んで煎ってみたところ、美味しくてサクサクしたものができて、そのまま伝えられた。中に麦芽糖を入れると甘くて柔らかく、爽やかなものができる。


3.彫梅



白族の伝統食品だ。青梅に様々な模様を入れるので、その名がついた。唐時代、友人を訪れるときに彫梅をプレゼントする習慣があった。洱源県で作る彫梅は、石灰を混ぜた水に塩漬け梅を浸す。取り出して陰干しにした後、小刀で模様を入れ、慎重にさねを取り出し、花の形に圧する。この時、酒に浸した後赤砂糖に漬ければ、とても美味しくなる。


4.甜白酒


上質の米を発酵させて作る。純粋で清らかな甘みがあり、栄養豊富なので、有名だ。慶事の時に友人にプレゼントする。バラの汁や緑茶を加えることもある。


5.調餻レンコン粉


レンコンの粉をペースト状にして、米で作った餻(中華風のもち)にかけ、その上に液状の麦芽糖やごま、様々な果物を刻んだものを置く。食べると、みずみずしい甘みが口の中に広がる。


6.通海豆末糖


通海では悠久の歴史がある食べ物だ。香りがよく、甘くてサクサクしており、食べても口にかすが残らない。ダイズが主原料で、白砂糖や麦芽糖を使う。雲南特産のダイズをあぶって粉にし、麦芽糖などを加えて高温で煮込んで作る。豆の香りがふくよかで、サクサクした口当たりだ。

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