多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

レンコンの食べ方、周作人

 「冬にレンコンを食べる」という題で、玄武湖のハスに関する文章が新聞に出ていた。「レンコンは肉団子

に使ったり、千切りを炒めたり、

切ったものを粥に入れたりする」と書いてあった。

 レンコンは、確かに果物としては特別なものだ。が、たとえ新鮮で柔らかなものであっても、果物として食べるのは私はあまり好きではない。やはり調理したものがいい。

 第一はレンコンの粥

蒸しレンコン

だ。

もち米を煮て粥を作り、そこにレンコンを入れる。レンコンには天然の穴があるので、そこにもち米を詰め、蒸す。薄切りにしたものは見栄えもいい。

 第二はレンコンの砂糖漬だ。

レンコンを適切な大きさに切り分け、ナツメやギンナンと一緒に煮た後、赤砂糖を加える。レンコンもスープも美味しい。田舎の新年の祝いや先祖祭のときの必需品で、子供たちの好物だ。

 第三はレンコン粉だ。

全国どこにでもあるのは、言うまでもない。

 上述の三つの中では、レンコンの砂糖漬がいつでも食べられ、作り方も簡単で、美味しい。レンコンの粥は季節が限られている。風味はいいが、ありきたりで、肉の粥をや豆乳と同じくらいの値段だ。レンコン粉は、私はあまり好きではない。食べるときに手がかかるからだ。さらに、美味しく調理するのが難しい。鶏肋に近い。

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