多田敏宏:中国の食と病と文学のブログ

中国の食と病について文学の点から見てみたいです。

食憲鴻秘、体にいい飲み物やスープ

白湯  朝起きた時、まず白湯を一杯飲むのはとてもいい。夜寝ている間に「火」の気が人体の上部にたまり、横隔膜が固まってしまう。白湯を飲んで横隔膜を広げると、気分が爽やかになる。塩や砂糖を少し入れておくのもいい。薬を飲む時も、まず白湯を一口か二口飲んでおくといい。 福建ミカンのスープ  福建ミカンを固めた菓子を細かく切り、湯で煎じて飲む。(訳者注:福建ミカンにはブドウ糖と多種類のビタミンが含まれてお…

食憲鴻秘ー続き2 

 新米で粥を煮るときは、薄すぎても濃すぎてもだめで、熱いうちに食べるのがいい。朝であれ晩であれ、おなかがすいたときに少しずつ食べるようにすると養生にいい。  食事の後はゆっくり散歩し、手で顔と腋、腹をマッサージし、頭を上に向けて四回か五回深呼吸をすれば、食物の中の健康に不利な物質を取り除くことができる。  飲食は、冷たすぎるのも熱すぎるのもだめだ。熱すぎるものを食べると火の気が蓄積して毒素となり…