今はカニの季節ではないが、この文は勤孟さんの文を見て、書いた。私はカニのマニアではないが、食べはする。特に変わった食べ方はしない。水煮したものの殻を剥き姜酢につける。自分で殻を剥かないとあまり面白くない。 私は面拖蟹(カニの体を真ん中で切り、上半分を小麦粉で調理し下半分を油で揚げる)という... 続きをみる
多田敏宏:中国の食と病と文学のブログの新着ブログ記事
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故郷に最も馴染みを感じるのは、他の場所よりいいところがあると思えるからだ。その一つが菓子だ。子供の頃最も馴染みがあった。当初はそんなに思わなかったが、北方に来て見なくなると、寂しさを免れ得ない。その後蘇州のある街で馴染みの菓子を売っている店を見かけ、喜びを禁じ得なかった。買って食べたわけではない... 続きをみる
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中国人が食べる野菜の種類は、たぶん世界最多だろう。もとより歴史の長さがその原因の一つだが、古人が食べていた多くの植物、たとえばワラビや藻などは、現在の市場では見られない。そしてかつては見られなかったものが多く見られるようになった。中国の調理法の特殊さがその重要な原因だ。色々な植物の葉や茎を煮て碗... 続きをみる
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子供の頃、よく露店で安い値段の豚の頭部の肉を買った。乾燥したハスの葉の上に薄く切ったものを並べ、塩をふりかけたものだった。それだけで食べても美味しかったが、クレープ状のものに巻いて食べると 実に素晴らしく、北方の豚足の醤油煮込み を上回るものだった。 浙江の人民は新年を祝うときに豚の頭を買って... 続きをみる
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五味(苦い、酸っぱい、甘い、塩辛い、辛い)の中で必要ではないのは辛さだけだ。が、私はまさに辛いものが好きだ。生物の体内には本来塩辛さ、酸っぱさ、苦さ、甘さが備わっており、原料を吸収すれば自前で作れる。人類は文化的な習慣により、最も簡単な生活をしていても塩辛さが必要となるが、その他は省略できる。五... 続きをみる
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爽 夏にユウガオのスープ、爽やかで美味しい。 。私たちの故郷では、長い形の瓜 をユウガオと呼び、蒲子という俗名もあった。「トウガンを噛まないのなら蒲子を噛む」という言葉もあり、円筒形で果肉も食べられ、北方では硬くなるとのこぎりで皮を切り取ってひしゃくにしたが、私たちの故郷ではそれは見たことがな... 続きをみる
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上海の友人が特産物の展覧会を見たが、「食指が大いに動いた」そうだ。それも道理で、新聞でその記事を読んだだけの私でさえ、そういう思いを持った。とくに果物や野菜の 展示目録を見たときはそうだった。ミカン、ザボン、ライチ、ヤマモモ、莱陽ナシ、水蜜桃、ハクサイ、ネギ、ショウガ、エダマメ、タケノコ、ザーサ... 続きをみる
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「冬にレンコンを食べる」という題で、玄武湖のハスに関する文章が新聞に出ていた。「レンコンは肉団子 に使ったり、千切りを炒めたり、 切ったものを粥に入れたりする」と書いてあった。 レンコンは、確かに果物としては特別なものだ。が、たとえ新鮮で柔らかなものであっても、果物として食べるのは私はあまり好... 続きをみる
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北方の雑穀はトウモロコシが中心だ。トウモロコシ粉のことを棒子面とも雑和面とも呼ぶ。トウモロコシのことを俗に棒子とも言うので、その名がついた。南方の人はわからず、誤解してしまうこともある。トウモロコシ粉三ダイズ粉七の割合で混ぜると、とても美味しい窝窝头ができる。低級などとは言えない。が、窝窝头は一... 続きをみる
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興味のある方はご覧ください。 食憲鴻秘(朱彝尊)、中国清時代レシピ集
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公白さんの「糟高頭」という文を読んだら、故郷への懐かしみが湧いてきた。私はガチョウの肉が好きだからだ。糟ガチョウ であろうと、燻ガチョウ であろうと、 紹興風蒸しガチョウであろうと、 北京では食べられない。 田舎ではガチョウの肉はキメが粗いので、そんなにいいものとはされていない。新年の客や祝日の... 続きをみる
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江幼農さんがサンザシについて書いた文を読んで、食べたくなった。わたしは甘酸っぱいものが好きだからだ。が、読み終わって、少し失望した。北京のフルーツ店で必ず売っている炒り紅果について書いていなかったからだ。 わたしは田舎にいたとき、サンザシ餻 を食べたことがあるし、糖山球とも呼ばれる氷糖葫蘆も食べ... 続きをみる
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四川は麻婆豆腐で有名です。 豆瓣高分80年代日本版《舌尖上的中国》四川 「舌で味わう中国」
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スイーツが美味しそうです 豆瓣高分80年代日本版《舌尖上的中国》广东 「舌で味わう中国」
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熊の手のひらやツバメの巣に関する動画もあります。 豆瓣高分80年代日本版《舌尖上的中国》北京 「舌で味わう中国」
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魚の塩漬け と干し豚肉 はとても美味しく、特に私たちのような田舎者にとってはとても貴重なものだ。私たちの田舎にも貴重な食物はあるが、醤アヒル や 糟ガチョウ のような自家製品が大部分で、物資があまり欠乏していない時代においては、野菜の漬物とあまり変わらない。家禽類と白菜は自分の家で備えておくこと... 続きをみる
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食憲鴻秘(朱彝尊)、中国清時代レシピ集 Digital Ebook Purchas このブログに掲載した「食憲鴻秘」に関する記事を、電子書籍にまとめて出版いたしました。ご興味のある方は、よろしくお願いいたします。 多田敏宏
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かなり前のものですが、面白いです。 豆瓣高分80年代日本版《舌尖上的中国》江南 「舌で味わう中国」
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中国人、「食」を語る 近代文芸社 本 興味のある方は、どうぞ。
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随園食単、うまくいかなかったときについてしっておかなければならないこと、袁枚
調理がうまくいかなかったときにどうカバーすればいいか? 名コックが作るとろみスープは、塩加減も粘り具合も適切で、カバーする必要などない。やむを得ない事情で、下手なコックが味付けをする場合はどうすればいいか?薄味になるのはまだしも、塩辛くなってはいけない。味が薄いのは塩を加えればカバーできるが、... 続きをみる
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清時代の文人李漁が粉類について語っています。 粉の種類はとても多いが、よく使われ、また使うに適しているのは、レンコン粉、 葛粉、 ワラビ粉、 緑豆粉 の四種だ。レンコン粉と葛粉は、鍋を使う必要はなく、熱湯でこねるだけで食べられる。古人は「慌ただしい客はあっても、慌ただしい主人はいない」と言っ... 続きをみる
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時節について知っておかなければならないこと、随園食単(袁枚)
夏は昼の時間が長くて暑いので、家畜や家禽を殺す時間が早すぎると肉が腐って変質してしまう。冬は昼の時間が短くて寒いので、食事を作る時間が少しでも長引くと料理が冷めてしまう。牛肉と羊肉は冬に食べるのがいい。夏に食べるのは時宜が適切ではない。乾燥食品や燻製食品は夏に食べるのがいい。冬に食べるのは時宜... 続きをみる
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1.トウガンの砂糖漬 トウガンの砂糖漬は、雲南玉渓の著名な菓子のひとつだ。清涼な甘みがあり、透明感があってサクサクしている。玉渓では、明代の後期に始まり、四百年以上の歴史がある。1912年に玉渓の鳳香斎という菓子屋の唐家栄という職人が「水蜜砂糖漬」を創作してから、玉渓のトウガンの砂糖漬は有名にな... 続きをみる
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1.蒙自年餻 清時代の康熙年間、蒙自年餻は当地のもち米を水を混ぜてうすでひき、粉にした後、当地の赤砂糖、ごまなどを混ぜ、湯葉を敷いた碗に置いて、蒸して作った。民国の時代には蒙自年餻の外形は赤い小さな碗のようで、よくできたものに光を当てると、中のバラの花びらが透けて見えた。現在では蒙自年餻は、白砂... 続きをみる
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この分野では中国の第一人者王志強さんの作品です。すべて小麦粉から作ったものです。
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中国の「面点師」と呼ばれる料理人は、小麦粉を用いて様々な美しい作品を作っています。 これらは皆小麦粉で作ったものです。信じられません。この字幕は「寧夏全体の産物は思うままに作れる」という意味です。 喜びごとが家にやってくるように、という意味を込めています。(字幕) これは、銀川の高級面点師馬静さん... 続きをみる
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たまたま高暁声さんと「文化小説」について話していたとき、高さんが「文化とは何か?ものを食べるのも文化です」と言った。私は彼の考えに賛成した。この二日間自分の家で花ニラを漬けており、野菜の塩漬けと文化について考えた。 野菜の塩漬けは中国文化の一種と言っていい。西洋にはないようだ。ピクルスなら食べ... 続きをみる
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……河南には都が置かれたこともあり、美味しい料理も多い。 河南開封の登瀛楼というレストランに、「煮込み三袋」と「焼き黄香管」という名物料理があった。「煮込み三袋」の三袋と は、豚の胃袋、羊の胃袋、牛の胃袋のことだ。まずそれらをかん水を用いて小麦粉と一緒に揉み込み、その後清水できれいに洗う。そし... 続きをみる
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「筍は竹胎なり」。中国人が筍を食べてきた歴史はとても長く、詩経の時代にまで遡る。数千年の長さだ。 春の雷が鳴るたびに、春筍は成長する。 1.春筍の油煮込み 鮮やかな色彩で、口に入れると爽やかで柔らかく、塩味の中に甘みがある。ひとつ食べるとまた食べたくなる。 2.塩漬け肉と筍のスープ 塩辛い味で... 続きをみる
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「民は食をもって天となし、肉は蛇をもって鮮となす」。ヘビは全身が宝だ。 肉は筋骨を強くし、肝は熱を清めて痰を溶かし、皮は湿を取って毒を解く。美容にもいい。 1.姜油蛇 連州のショウガをピーナッツ油でじっくり煮込み、そこにヘビ肉を入れる。肉は柔らかくなり、湿を取って胃を温め、寒を散らして咳を止める。... 続きをみる
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江蘇省の宝応県は「ハスとレンコンの郷」と呼ばれており、レンコンを多く産する。レンコンのフルコースが有名だ。 1.米と肉のハスの花蒸し じっくり炒った米と味をつけた豚肉を新鮮なハスの葉で包んで蒸す。清らかな味だ。 2.もち米のレンコン詰め もち米とレンコンを用いる。もち米はタンパク質とビタミンが豊... 続きをみる
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昨日掲載した蒋露露さんの様々な作品をご紹介します。小麦粉で作ったものです。 https://m.weibo.cn/u/2706613581 で「頭露」という名で、様々な作品や動画が見られます。中国語ですが。
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小麦粉で作った花 十年前、料理にあこがれていたので、蒋露露は温州華僑職業中等専業学校調理管理クラスに入り、調理を学び始めた。大学に入学してからは、蒋露露は小麦粉を使う菓子の道をどんどん歩み、頭角を現し始めた。2012年6月、蒋露露は全国大学職業技能コンテストに参加し、小麦粉で作った菓子の部門で一... 続きをみる
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十月二十日顔元叔教授が、また十月二十三日に夏元瑜さんが熊の掌に関する文を発表された。私は昔から食べることが好きなので、往事を振り返り、熊の掌について述べてみたい。 かつて熱河の高官だった爽良という人が言っていたが、興安嶺にも長白山にもツキノワグマが生息し熊の掌が手に入るが、食べるなら長白山の熊... 続きをみる
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飲食について言えば、北平には代々の皇帝がいたので、当然様々な料理が集まった。よく「食は広州にあり」と言われる。確かに広州の料理は精緻で細やかだが、広がりに欠ける。上海は、通商用の港が開かれてから各地の商人が集まるようになった。中国人と西洋人が入り混じって居住し、巨大企業もある。金がいっぱいあるの... 続きをみる
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北平で羊頭肉やロバ肉を売っている店はカウンターにペンキを塗っていないので「白カウンター」と呼ばれている。ロバ肉は冬の夜に街に売りに来るが、 酒のつまみとして絶妙だ。ことに焼酎にぴったりだ。ロバ肉を売っている店はロバの腎臓も売っている。 また、銭児肉(ロバの足の肉を干したもの) がほしいと言えば、... 続きをみる
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塩辛い軽食類は甘いものより種類が多い。台湾では見ないものを記す。。 灌腸。 北平の灌腸は豚の腸に片栗粉を流し込んだものだ。薄切りにしたものを平底鍋で焼く。それを刻みニンニクの入った塩水につけ、竹串を刺して食べる。街角でも売っているが、縁日に売りに来ることも多い。 天秤棒の片方に調味料や材料を乗... 続きをみる
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以前北平では大金持ちを除いて、一般の人が家で朝食をとるのは稀だった。当時はジョギングやフォークダンス、太極拳のような身体を鍛える活動はなかったが、早朝はよく散歩をしていた。お腹がすくと、街角の屋台で朝食をとる。様々な味のものがあったが、私が一番好きだったのは八面槽一帯で売っていた豆腐脳(豆乳を煮... 続きをみる
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中国青島の大饅頭(小麦粉製の蒸しパンの一種)、舌で味わう中国
「舌で味わう中国」3の第六集で、青島市嶗山区の大饅頭が取り上げられ、脚光を浴びた。山東省青島市嶗山区少山村の郭秀青は十六歳の時に母から饅頭の作り方を教わった。それから三十年以上経つ。 十キロの小麦粉を十分以内にこねて形を作る。スピードがポイントだ。小麦粉は手との接触により熱を生じ発酵してしまう... 続きをみる
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騰冲の稀豆粉の名声は、米線や餌塊に劣るものではない。ちっぽけな碗に入っているだけだが、市場や露店の朝食屋の中には稀豆粉を売っている店が必ずある。食べ方については、騰冲の人一人一人が専門家だ。稀豆粉は騰冲の朝食と夕食においては天下の半分を占めていると言っていい。明朝の洪武年間に始まったと伝えられて... 続きをみる
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天津の軽食と言えば、まず狗不理だ。 どれだけ多くの人が食べに行っても、いつも蒸籠から出したばかりのものを売っている。油も汁も多く、ホカホカだ。数年前までは天津の狗不理の店に入ってそのまま食べるだけでは歓迎されなかった。入口に賭博用の札が入った竹筒が置いてあり、 それで博打をしてからだった。勝てば... 続きをみる
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「続斉諧記」に「汝南で九月九日に大きな災があった。ある人が家人に腕にシュユを結ばせ、 高い台に登って菊花酒を飲んだところ、 災は収まった」と記載されている。また、「土風記」に「九月九日に菊花酒を飲むのは 不吉を払うためで、シュユを頭に挿すのは悪い気を避けるためだ」と書いてある。つまり、古人が重陽節... 続きをみる
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面果とは、小麦粉で作った本物のフルーツそっくりの菓子のことだ。 王志強シェフが数十年の研究の末作り上げた。着色料はすべて天然の素材からだ。柿の色はニンジン汁のカロチンを用い、 リンゴの緑色はホウレンソウ汁の葉緑素を用いている。色の抽出は簡単ではない。下手をすれば、蒸したときに脱色してしまう。 ... 続きをみる
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中華電視台の「烟雨江南」という連続ドラマの中に、王親分が同和堂で宴を開いた時天梯アヒル掌を注文する場面がある。天梯アヒル掌は確かに同和堂の得意料理だ。私は長年同和堂に通ったが、一回か二回食べただけだ。普段注文しても、給仕が「申し訳ありません。切らしております」とすまなさそうに言う。当時同和堂は商... 続きをみる
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寧波の湯圓は、浙江省寧波の伝統的な食べ物で、中国を代表するものでもある。春節と元宵節に食べる習慣があり、悠久の歴史を持つ。宋代に始まると伝えられている。当時、明州(今の寧波)でユニークな食品が作られた。 黒ごまと豚油と白砂糖少量で餡を作り、外側をもち米の粉で包んで球状にしたものだ。食べてみると香... 続きをみる
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五十歳以上の北平の人なら、酪を飲むのを好まぬ人はいないだろう。数人の北平出身者が集まっておしゃべりをしているとき、そのうちの一人が酪の話を始めると、他の人はよだれを流して聞き入ってしまう。 酪には水酪と干酪の二種類がある。両方とも牛乳を主にして作る。水酪は真っ白で、少し薄く,琉璃の涼粉(緑... 続きをみる
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蛋散は、広東の春節を祝うための伝統的な菓子だ。小麦粉と鶏卵をこね合わせて油の入った鍋に入れて加熱し、黄金色になったら取りだして、シロップにつけて食べる。外側はサクサクしているが口に入れるとすぐにとろけ、さわやかな甘みが格別だ。 由来 以前は、春節になるとそれぞれの家がピーナッツやごま、砂糖など... 続きをみる
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(ここの「餅」は、「もち」ではなく、小麦粉をこねて焼いた物) 餅は焼くもので、煎るものでも揚げるものでもあぶるものでも、ましてや蒸すものでもない。鉄製の分厚い平底鍋で焼く。なかなか熱くならないが、簡単に冷たくもならないので、餅を焼くには最適だ。西洋式の平底鍋でも焼ける。小さくて使いやすいが、アルミ... 続きをみる
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ムール貝は栄養豊かだ。一般の貝類や魚、エビや肉より栄養価が高く、新陳代謝を促し大脳と体の活動に必要な養分を補う。私の母はムール貝でスープを作るのが好きだったが、粥を煮るのも悪くない。今日は「五香」ブランドの粥用の米を使った。香り豊かで、普通の米より滑らかで美味しい粥が炊ける。 材料:ムール貝五十... 続きをみる
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北方人は殻のある軟体動物をあまり食べない。全く食べないわけではないが、南方人のようには好まない。 北平の山東料理レストランに、「ゆでオキシジミ」という有名料理があった。 オキシジミは四センチくらいで、肉は少し黄色い。これを熱湯でさっとゆでたあと、貝殻を開き、一つ一つを仰向けに皿に並べ、料理用酒... 続きをみる
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酒を醸造しているところならどこでも酒糟はある。「楚辞」にも酒糟に関する記載があるところを見ると、古代から食用にしていたのだろう。露店で卵の甘酒煮を食べることがあるが、 甘酒はここで言う酒糟とは異なるものだ。 不思議なことに、我々の台湾では名酒を産するのに、酒糟を購入するのはそんなに容易ではない。... 続きをみる
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紅麹酒は美味しくて、健康にいい。多く飲むように提唱されている。それでは紅麹酒はどうやって作るのか?紅麹酒の祖、元代の医学者朱丹渓のやり方は以下の通りだ。一、もち米を洗った後、軟らかくなるまで水に浸す。それをきれいに洗った後水を切り、蒸し鍋に入れて柴の火でじっくり蒸す。 ニ、蒸し終わった米を広げて... 続きをみる
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ある小さなレストランのメニューに「クルミと豚の腎臓の揚げ物」と書いてあったので驚いた。厚徳福の名物料理で似た名前の物を思い出したからだ。好奇心で注文した。豚の腎臓を油で揚げたものに揚げたクルミを混ぜたものだった。火加減が適切であれば、軟らかく揚げた豚の腎臓は美味しい。揚げたクルミも美味しい。甘く... 続きをみる
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安徽省南部の徽州は、独特の地理環境と温潤な気候のため、人々は落ち着いた気質となり、特有の食文化が生まれた。白い菌糸をつけた毛豆腐がそうだ。実質的には豆腐だが、どうやったらこういう食物ができるか、想像し難い。 今、方興玉は豆腐坊の仕事の大部分を長女に譲った。まだ、毛豆腐を大量に生産できる季節では... 続きをみる
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「舌で味わう中国」というCCTVのドキュメンタリーで四川の泡菜を取り上げていた。私も四川人なので、泡菜について書く。 四川の泡菜は食欲を増進し、ご飯も進む。作り方は簡便で時間もかからず、お金もかからない。 一、泡菜菌の培養 1.冷水にサンショウ二十か三十粒と適量の塩を入れて沸騰させる。 2... 続きをみる
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東興楼に「イカチチ」という有名料理がある。作り方は簡単で、浙江のレストランはみな上手に作るが、北平の東興楼のものが最も優れている。 俗に「イカの卵」とも呼ばれ、小さくて丸く、薄い。が、実際は卵ではない。魚類の卵があんなに大きいはずがない。あれだけ薄く、均等に切れる人もいない。私はずっと卵だと思... 続きをみる
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アマランサスを江南の人はよく食べる。とても柔らかく、根をとって葉と茎を蒸し、醤油やごま油であえると、とても美味しい。 アマランサスは気を補って熱を清め、目を明るくして腸の働きを良くし、毒を排出する。成長がとてもはやく、一メートル以上の高さになり、下部の葉が枯れてもてっぺんの葉は風でたなびいてい... 続きをみる
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中国中央電視台の「舌で味わう中国」というドキュメンタリーで、雲南諾鄧の諾鄧火腿が紹介され、多くの人が注目するようになった。 その特徴。 1.諾鄧で取れる、カリウムを含んだ諾鄧塩を使用していること。山中の川のほとりに小屋を建て、中のかまどで塩水を煮て作った塩だ。 カリウムを含み、健康に良く、爽... 続きをみる
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二千八百年前の「詩経」から現代まで、山菜は愛されている。 私が子供だった頃は、車も大きな建物も少なく、人と樹木は多かった。町の中心から郊外へ行けば、今の都市では数少ない動植物が見られた。チャンチンの木やハリエンジュの木、タンポポやナズナ、セイタカヨモギやセリなど、名前を知っていて食べられる山菜... 続きをみる
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タイラギには薄くて大きな貝殻が二枚ある。殻の開け閉めを司る貝柱は二本だ。一本は殻の中央にあって太く、もう一本は前方にあって細い。これらの貝柱を取って乾燥して、食用にする。 新鮮なタイラギ貝柱は、私は中国大陸で食べたことがない。アメリカ海岸部のシーフードレストランでは、タイラギ貝柱の油揚げは普通... 続きをみる
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最近台湾カステラが流行っている。ソフトな口当たりで、出来たてのものに触れると、ゆらゆらするくらいしなやかだ。伝統を尊重した味だ。 材料:薄力粉九十グラム、鶏卵六個、ミルク六十グラム、コーンオイル七十五グラム、グラニュー糖七十三グラム、塩一グラム、ヨーグルト百グラム、酢数滴 作り方1.材料。薄力粉... 続きをみる
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タピオカはピークを過ぎたようですが、これから「台湾カステラ」がはやりそうです。 台湾の台北にある「源味本舗」をご紹介します。 公式サイトには日本語版もあります。https://www.originalcake.com.tw/japanese です。 (同店のサイトから) 「成功は偶然だが、失敗... 続きをみる
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パパイヤミルクは、パパイヤとミルクを主材料とする美容食品だ。パパインとビタミンAが豊富なので、美容とアンチエイジングによく、肝臓と胃の働きを強め、血行を促す。 パパイヤは89%が水分で低カロリー、多くのアミノ酸を含む。とくにトリプトファンとリシンが多い。トリプトファンは睡眠を助けたり痛みを抑え... 続きをみる
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1.春巻の皮でピーナッツとアイスクリームを巻いたスイーツ 宜蘭の伝統的なスイーツだ。春巻の皮に様々な味のアイスクリームをのせ、花生糖(ピーナッツを使った台湾の菓子) を砕いたものとコウサイをふりかけてから、巻く。他では経験できない味だが、とても美味しい。コウサイが好きでない人も、一度試してほしい。... 続きをみる
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鮮芋仙 許留山 などのスイーツ店の名前は、甘いものが好きな人だったら知っているだろう。香港式スイーツは、香港の美食を代表するものだ。広東の飲食における「シロップ」に起源がある。それに香港の人たちが創意工夫を加えたものだ。 新鮮なフルーツやミルクなどの様々な材料を用い、見た目も味も素晴らしいスイ... 続きをみる
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毎年端午節になると、中国のスターバックス(中国語で星巴克)ではちまき風スイーツを発売します。2020年は以下の物でした。 1.ティ-バナ桃風味ちまき ティーバナの「桃ふう緑茶」が始まりで、清らかな白桃の果肉にほのかに香る緑茶を混ぜたもの。口に入れれば、すがすがしい甘みが感じられる。 2.ライムと白... 続きをみる
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涼糕は、四川宜賓の伝統菓子だ。爽やかな甘みがあり、口当たりも良く、解毒と排膿作用がある。むくみを消して熱を取り去り、脾を健やかにして下痢を止める効果がある。 ここ数年、四川の宜賓から各地に広まり始めた。美容のため、渇きの防止のため、愛する女性が多い。 1.米とナツメの涼糕 材料:米1.5キロ... 続きをみる
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中国のスイーツ、シソと桃とショウガのシロップ漬、Echoic
(大衆養生ネット)から。シソと桃とショウガのシロップ漬は、中国沿海地区で最も普遍的な美食だ。味がユニークなだけではなく、脾を健やかにして胃を助け、寒を散らす。ビタミンや炭水化物などの多くの栄養を体に補給するので、体に益するところが多く、健康維持にもってこいだ。では、実際にどんな作用があるのか? 1... 続きをみる
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サトイモペーストは福建南部のスイーツだ。初めてその名を聞いたのは、上海に居住していた子供時代だった。「江山楼」が祖父の家に届けた料理の中に夏はアイスクリーム、冬はサトイモペーストがあったと母が話していたのである。子供はアイスクリームが大好きで、それに関する記憶は深く残るので、聞き間違いではなかっ... 続きをみる
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馬の腸詰は干し肉の上等品だ。カザフ遊牧民の一番の得意料理である。 肥え太った馬を屠殺し、腸を取り出して洗い、あばら骨と周囲の肉を取り出して塩と胡椒を振りかけ、1メートルくらいの長さの腸に詰め込む。両端を縛って屋内に干す。一ヶ月経ったら出来上がりだ。 あばら骨と周囲の肉を使うやり方の他にミンチを... 続きをみる